オイル抜き取りの比較

■ 下抜き、上抜き、カンドレンの違いは

オイルパンの構造

オイルパンは、平鍋( パン)の形をしており油留めとしてエンジンの下部に取り付けられています。
材質は、鋼板をプレスしたものやアルミ合金の鋳鉄製があります。
鋼板製は、底面や側面に波形をプレスして強度を持たせています。
アルミ合金では、冷却用フィン(ヒレ)を付けてエンジン内部のオイルの冷却を行います。

□ 下抜き(従来の下抜き)

オイルパンの底部には、ドレンプラグ(排出栓)が取付けられており、これを外せばオイルを排出できます。
しかし、最近のエンジンでは、取り付け位置がオイルパンの最底部ではなく少し高い所にあり、
プラグを取り外しただけでは全量を排出できない車が増えています。(最底部であっても目ネジの高さ程
オイルが残ります)
オイルパンは低い位置にあるために、走行中に路面と接触して損傷することもあるので、このような
設計になったものと思われます。いずれにしても、オイル交換時の作業性を悪くする設計になっています。
またオイル交換毎に、ドレンプラグの取り外し取り付けがともないますが、取付の際、オイル漏れを
防ぐために銅などのワッシャーが使用されています。しかし使用済みを再度使用したり、入れ忘れ、
二重パッキンはオイル漏れの原因になります。またドレンプラグの締め忘れ、締め付け不足による
脱落や、過重なトルクは重大トラブルを招きます。
 従来の下抜き(自然落下)

□ 上抜き

自動車が急加速、急発進、急旋回をして前後左右に慣性がかかった場合や、急坂走行、車体が片側に
傾いた場合にはオイルが片寄ります。この時に、オイル吸い込み口のオイルストレーナーが
油面の上に露出して空気を吸い込むことがあります。
オイルが空気を噛み込むと冷却効果が落ち、エンジン内部のオーバーヒートや焼き付けの原因となります。
これを防ぐためにバッフルプレート(図A)やセパレーター(図B)がオイルパンに取り付けられ、
どんな走行条件であっても、オイルの撹拌(かくはん)防止と吸い上げ量が確保できるようにしてあります。
しかしバッフルプレート、セパレーターにより、上抜き方式はオイルを抜き取るサクションパイプが
オイルパン底部に届きにくい車種があります。
 上抜き

□ カンドレン(完全強制下抜き)

初回オイル交換時に純正のドレンプラグを、カンドレンに差し替え、次回のオイル交換からは、
キャップを外し専用ソケットを差し込み強制的にオイルを抜き取り、その後、ソケットのみ
取り付けた状態で、挿入チューブをカンドレン内部の案内面を通して、オイルパン底部の
残油を抜き取る方式。
 カンドレン(完全強制下抜き)
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